だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

この程度の雪で帰るの?

ファンタジー小説を読み終わり、頭の中がファンタジー(゚∀゚)
だからファンタジーな文章を書いてみる。

外は首都圏大混乱の大雪、2014年の時もそうだった。
朝はやいニュースから大雪に関する情報が流れ、帰宅時間に雪のピークを迎え帰宅困難や電車の大幅な遅れが見込まれる。
テレビ、ラジオ、インターネット、どの媒体を取っても「今日は雪が降りますが大丈夫」と言う言葉はない。

12時を過ぎるとオフィスの窓からも白い物が目視出来るようになる。
最初は「うわー降ってきちゃったー」とか「これ位ならねえ」等の談笑が続く。
お昼を過ぎピークを避けコンビニに向かう。さっきまでの降り方とは明らかに強さが変わっている。
気温も落ちてきたのか塊のようなアラレから、大きなボタ雪。よくみると植え込みや電車の線路と言った人の手が入らない部分はうっすらと白くなってきている。この時点で13時。

コンビニで買ってきたコーヒーを啜りながら午後の予定とメールチェックと開発の打ち合わせ。
さて買ってきたご飯をオフィスで食べるか。と外を見ると傘いっぱいに積もった雪の中をいそいそと歩く人の影。
オフィスの有る街は普段はビル群と青空の景色だが流石に銀世界が広がり始め、オフィス内でも「やばくね?」の声が挙がる。

14時45分、東京23区と東京多摩地区に大雪警報が発令。
この時点であきらかに降り方は強まり、ポータルサイトには電車遅延や運行本数の間引きの情報が羅列される。
15時を過ぎ休憩がてらラジオを聴いてみると楽しいおしゃべりの時間帯だが、やはりこの大雪の情報で○×線は雪の影響で~~~と延々とアナウンスしている。
パーソナリティからは「この雪の影響はお帰りの時間帯に影響が見込まれ~~~」と今後の影響に言及がはじまっていた。


さてさて、自分の周りを見るといわゆるモーレツさんが目を輝かす。
こんな天候がなんだ!貢献が一番!仕事が一番!

おっしゃる通り、自分のようなサラリーマンは会社に貢献してナンボ。それも目に見えて金の稼げないシステム屋と言う職業。
営業様のご意見に反論する事は難しい。

さて、この状況で会社に波風を立てられないと言う一般の方々が意見具申をするのは非常に難しい。
しかしこの状況で帰りを気にして電車が動かなくなるんじゃないかと言う焦燥感から仕事よりも大雪に関する情報収集を行い、仕事なんぞ手につかない。
とりあえず状況を観ながら定時まで…と言う恐る恐るの状況判断をしている。

となると自分のような不良社員が意見具申に出る。
まず遠距離通勤者で該当路線の間引き運転がはじまった。積雪は10cmを越え今も降り続いている。
このまま途中まで帰宅し、帰宅難民になった際には労災なり一晩過ごした分の経費は全てもっていただけるのか?

答えは半分はYes、半分はNoである。

結局、その経費が正当であったかどうかの加味を行った上で正当であれば出すよ。
体よくタクシーとかホテルとか贅沢言うな。ネカフェで寝ろ。位のニュアンスだろう。

だいたいここまでで16時。

定時が18時と仮定すれば残り2時間。
その2時間で生産効率が100%の人間なぞ、そうそう居ないであろう。
会社が全て保証してくれていれば良い。
駅に入場出来ない人達が溢れ、交通インフラは軒並み人人人でごった返し乗車すら出来ない。その間も雪は深々と積もる。
休憩室のテレビを観て、もう無理だと思い上司に頭を下げ会社を出る。
もう、その時には手遅れである。
手に持っているビニール傘のビニール部分はあっという間にたわみ傘の骨がきしむ。
行列を成す中で傘を振る事も出来ない。結局の所は傘を閉じ積もる雪を払う事も出来ずに駅への入場に40分掛かった。

と、妄想ファンタジーはここまで。

今後も同様の自体が見込まれる。
同調圧力に似た、この程度で帰るの?に対して平然と帰れるか、一種忠誠心の尺度にも似ている。
その圧力に遠慮してしまう事が、組織としての限界なのだろう。とこの所思う。