だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

今シーズン行ったゲレンデ 舞子スノーリゾート

1月27日 猛吹雪

当たり年と言うか当たられ年と言うか、今年は土曜日に猛烈な雪と言うパターンが多いように感じる。
最強クラスの寒波が大量に押し寄せ、その度に大きな被害がテレビで流されている。
この日は友人同行でチケットの手配が遅れた事もあり、行きの新幹線のチケットの手配が出来ず自由席勝負。

舞子行きのバスが8:00にあるのでそれに間に合わせる為に
東京 6:24 → 越後湯沢 7:26をチョイス。
ちなみに、自由席に座る場合の毎回の鉄則だが始発で来て2本前が東京駅入線前でないと座席の確保は難しい。
毎回そうだが、一旦ホームに上がって周りを確認して誰もいない → ご飯を買いに行く → 戻ったら大行列と言うパターンをよく見る。
今回も自分がボケーっと先頭で並んでいた際に、集団で来た若い子達が「誰も居ないからご飯買いに行こう!」と列に荷物を置かずに買い物にでかけ
最終的に大行列になってしまい、列が乗車後に戻るも座るところなし。と言うパターンを目にした。
結局、逆算して何時にはゲレンデに出ていたい。と考えると新幹線とゲレンデの日帰りセンター迄のバスの時刻は定刻と考えて1本前と考えると良い。
そもそも論かもしれないが、早めに予定を組んで上越新幹線の日帰りの予約が取れるのがベターではあるが。

電車は高崎までは晴れていたが、高崎からトンネルに入り上毛高原前の地上に出た所で銀世界。
大半、この辺の景色は日陰に雪が残っている。と言う事が多いがこの日は様相が違い重い鉛色の雲と新幹線の窓が雪を叩く音が聞こえるほど。
程なくして上毛高原駅を通過し最後のトンネルに。トンネルを抜けると一面の銀世界…と言うか吹雪に近いレベルでの雪に。
なにはともあれ、越後湯沢駅で下車をしバスのりばへ。
と、バスに乗車するまでに既にコートに雪が積もる程の猛烈な雪、バスを待たずに乗れたのが幸運だった。

ゲレンデ

今回は日帰りセンターで着替えを行い、ゴンドラで一気に奥添地と言う標高の高い所へ行くプランをチョイス。
到着するもバス便は高原ホテルで降車する人も多いので、着替えは混雑しておらず。ゆったりと着替えを終える。この時点で9:00
センターハウス内でリフト券を交換し外へ。ゲレンデに出ると先程よりも雪は強く歩いているだけでもゴーグルをしたいと思わせるほど。
歩いて2分程で山頂方面行きのゴンドラ乗り場が有る。もっと混んでいるかと思ったが開場ダッシュ組は既に上か人はまばら。
するすると中に入りゴンドラへ。

過酷な環境

ゴンドラを降り、バインディング装着場の看板を目印に歩くも足が沈み込み新雪がこれでもかと言う位に積もっている。
そして視界は20mほど、ガスも強く風もありブリザードに近い状況から風が幾分止み視界が少し明るくなり雪が強くなると言う繰り返し。
とりあえずは奥添地と呼ばれる山頂側の奥のゲレンデを目指す。
滑り始めるも友人のスキー、自分のボード共に板が走らない。ノーズが雪をかき分け新雪に常に乗っている状況なので速度が出ない。
加えてセンターハウス側である山を吹き上がる風がいっそう強さを増す。立っていると煽られるような強風が吹き上がってくる。
山頂に上がるリフトでは猛烈な横風にリフトが煽られ大きく左右に揺れる、これは危険と判断し少し谷になっている中央ゲレンデに戻ろうとするも完全に前後左右上下が把握する事の出来ないホワイトアウト状態に。

午前中は猛烈な風と雪に見舞われ早めに食事へ。
食事休憩中に外を眺めていると先程までの猛烈な雪と風が収まり、レストハウスから見えていなかった山頂側のゲレンデが目視出来るほどに。
「こりゃー午後からいけるね」などと淡い期待を持ちながら、スカイドーム名物のステーキランチをたいらげた。

淡い期待は。。

休憩中にイケる!と思っていたお天気だったが不安定極まりない状況は続く。
流石に現状、奥添地へ向かうのは滑るどころではなくなる可能性を考慮し、中央のロングコースから舞子エリアへ移動をする。
リフトで沢を超えると舞子エリア、こちらは人が少ないのかフカフカ…と言うよりも滑る人が少なすぎてスノーボードには厳しすぎるコンディション。
普段であればすすめるであろうなだらかな傾斜に関しても止まってしまい、バインディングを外してワンフットで移動移動移動…ボードにはかなり辛い。

ただ、この雪質が幸いしたのかドルフィンコースからバンクヤード、パークは雪が柔らかく余り飛んだり跳ねたりが出来ない自分でも楽しむ事のできるコンディションに。
とは言え雪は絶え間なく降り続く状況は変わらず。この時点で15時、そろそろセンターハウス側の長峰エリアへ帰ろうかー。ともどり始める。

流石にこのコンディション、そろそろ帰り支度も視野に入れた人が大半からかメインゲレンデが混雑しはじめる。
特に舞子エリアと長峰エリアをつなぐリフト下り場は、斜面から一旦平坦に変わり大きな林が中央にあり、そこにボーダーがこぞって座る。
こうなると渋滞がはじまり深雪で推進力を失ったスノーボードは一旦バインディングを外さねばならなくなり、また人が溜まる。

こりゃ厳しいねと言う事で中腹を往復していたが一旦センターハウスまで降りゴンドラへ。
このゴンドラに乗車が15:55、ゴンドラ終了が16時だったのでラストくらいだった。
魚沼平野が姿を現し雲の切れ目から日差しがかすかに漏れる。と同時位に猛烈な突風がゴンドラを襲う。
ゴンドラが大きく左右に揺れ、おいおいマズくねえか。。?と言うレベルでの風。少し進んでは停まりを繰り返す。
結局ゴンドラに15分程度の乗車し着いた頃には16:10、奥添地から一気に滑り降りようか。などと考えていたが悪天候からか奥添地のコースが閉鎖されあとは降りるのみ。

時間も時間で天候もあいまって人もまばらと、日が傾き陰になったコースは先程とはうってかわって静かで暗い。そして一気に気温が下がる。
ゴンドラのホワイトボードには-6度と書かれていたが、グローブの先端がカチカチに凍ってしまっていた。

ゲレンデを総じて

この時は悪天候極まれりと言う事で、猛吹雪の時の舞子は。と言う事でしか言えないがスノーボードには結構キツいレイアウト部分が見られる。
特にセンターゲレンデの中腹の緩やかな斜面、またゴンドラ駅に降りる斜面の斜度がかなり緩い。
子供や初心者にはすごく練習になる斜度だが、スノーボードの特性からか推進力を失うレベルでスピードに乗らない。

奥添地はコードが見えないので評価出来ず。
メインの迂回となるランランコースは急にコース幅が狭くなる所が多々見られる。
そしてショートカットで非圧雪となっている所から飛び降りてくる人も居るので、常に周りに気を使う。
コース自体は長くバラエティに富み、バンクヤードやパークも充実しているので、滑る人の技量に合わせてコースをチョイス出来る。
逆を返せばあっちもこっちもって言う考え方の場合、コースがかなり複雑なので、さっき滑ったっけ?って言う事になりやすい。

アクセス: ★★★★☆
車だと石打降りてすぐ、アクセスは抜群。

ゲレンデ: ★★★★☆
ゲレンデ総合の広さは湯沢界隈では屈指、コースのバラエティに富んでいるので色々滑ってみたい!って言う人にはオススメ。

施設: ★★★★☆
日帰りのセンターハウスが綺麗、広い。そしてバスが目の前まで来てくれる。お土産屋まで完備。
舞子側の日帰り施設には温泉まで完備している。

食事: ★★★★☆
肉が旨い。またフードに力を入れており様々な食事が出来る。
センターハウスにはクレープやたこ焼きまで完備。おやつにもぬかりなし。

総合: ★★★★☆
山の形を利用したスキー場なので、かなり天候に左右されやすい。今回感じたのは魚沼平野側から吹き上がる強風
コレがどれほどの確率で起こるか。と言う部分は気になるがゲレンデは広くゆったりと作られており、施設も大きく使いやすい。
日帰り型のプランでも十分楽しめた。


ただ、問題が一点だけ。
auの電波がセンターハウスからゲレンデに至るまでほとんど入らない。。。通話もデータ通信もロクに入らない。
着替えの場所でも全く見えない。この辺は改善して欲しい。