だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

AIRJAM2018 レポ 東京駅~BRAHMAN

まさかの当選、pitpressに登録し「まー当たればラッキーかな」位で考えていたAIRJAM2018に一発で当選した。
フェスに参加するのは20代前半以来、10年以上が経過しい。
年に2,3回はKenYokoyamaのライブに行って暴れているが、フェスの長丁場。自分が耐えきれるかと言う事が一番の心配だった。

東京駅 → 海浜幕張 パンクスとディ●ニーの交わる京葉線

ゲートオープンは10時、オープニングアクトBRAHMANと言う事もあり10時には到着してグッズ買ったりワークショップ見たり。
それと近隣のコンビニは大渋滞だろうから、もう少し早く到着する必要がある。と感じ、東京駅に9時を目処に到着。
南コンコースから深く深くに降りていくと、pizzaofdeath等のバンドTシャツを着たフェス行きのファッションか黒のネズミミ等を着けたファッションか。

ちょうどホームに降りると停車していた京葉線は快速、9:40に海浜幕張に到着と言う事で乗車
車両は人人人でごったがえし、今日の演者でどこで休憩を入れるかと言う作戦を練る人、イヤホンから爆音で演者の曲を聞く人
これから始まるお祭りに備え目を瞑り少しでも体力を温存する人、周りを観ると様々な人が見える。
葛西臨海公園を過ぎ、舞浜前になると家族連れや若い子達がこぞって進行方向右側のドアに集まり始める。

ドアが開くと同時に駆け出す若い子とベビーカーをおろす為に発車ベルがなり終わってから降りる人とホームに降りていく。
そして京葉線にはAIRJAMに参加する人達が大半を占める。いよいよ海浜幕張だ。

ZOZOマリンスタジアムまでの道

今年6月の交流戦ZOZOマリンには2度訪れているので、降りたら海側に歩いて行けば良いと言う事は分かっていたので歩みをすすめていく。
QVCのビルにあるミニストップで水を買おうと入るも外までレジ待ちの列ができている。
ここで買えないとアパホテルにあるローソンのみ、自分はもうここまで来たらスタジアム内の水で良いと割り切ってしまったがローソンも相当な人だったようだ。

入場

歩道橋を渡るとスタンドとアリーナの入場先が違う。自分はアリーナだった為、ライトスタンドに向かって歩く。
バス降車場、駐車場の横にAIRJAMのゲートが見える。誰からともなくゲートへ小走りする。この時点で10時だが入場列が大行列はなく並んで5分ほどで入場。
右腕にオレンジと青のAIRJAMのリストバンドが巻かれ、いよいよ入場となった。

入ってすぐにモンスターエナジードリンクの提供とグッズが手に入る抽選会に参加。モンスターエナジーを飲み「さあライブだ!」と言う気持ちが湧き上がる。
が、すぐに入場してもと言う事で屋台のある中央ブース側へ。目の前ではジョイサウンドのカラオケでハイスタやBRAHMANマキシマムザホルモンの曲を歌い早くもモッシュがはじまっている。
この日を楽しみにし既にテンションが爆発しているのであろう。オッサンの自分にはあの元気があった頃に戻りたと切に思った。

グッズは特にあれこれと置いていない。多分Webサイトでの注文販売がメインだからであろう。
缶バッチにボールくらいしかグッズとしては売られていない。ならばと2Fコンコースのワークショップへ。
FATのブース、東北ライブハウス大作戦のブース、セイヴザヒロシマのブース、こうやって見るとただ商売する訳ではなく、AIRJAMに縁のある団体
そしてAIRJAMが復活した一つの要素でもある、自分達の手で何かができないか。と行動を起こしたワークショップが並ぶ。

自分は4号機Aタイプ時代に読み耽っていたパチスロ必勝ガイドのライターのガル憎氏が居るセイヴザヒロシマのブースへ。
広島と言う土地は血縁関係で縁のある地、そしてガル憎氏が直接販売をしてくれているシャツに感動しつつTシャツを購入
その他、東京初雪プロジェクトや幡ヶ谷再生大学、東北ライブハウス大作戦とブースを回ると11:30、ここから約10時間のフェスがはじまる。

開演前

11:40、普段だと入れないZOZOマリンスタジアムのライトと内野の境目のポール際から入場すると、早くもアリーナ前方は人が多い。
オープニングアクトBRAHMANの登場を心待ちにしている。前の人に続いて歩みをすすめると中央前方ブロックの文字、一番激しく暴れるブロックに歩みを進めカバンからタオルを取り出し照りつける太陽を遮ると難波章浩さんが登場
登場と同時に湧き上がる歓声と前へ前へと人が詰めていく波が出来る。
「今日は楽しんで帰ってね!」そう告げると、否が応にもボルテージはあがっていく。

BRAHMAN

FM新潟で放送されている難波章浩の今夜もclose to meのゲストでボーカルのTOSHI-LOWさんが言っていたライブ始まる前にみんな拝むんだよ。と言う話にどういう事だろうと思っていたが、ステージの左右のビジョンからBRAHMANの登場を告げるムービーが流れるとみんな一斉に手を頭の上に合わせ始める。
なるほどこりゃ壮観だと自分も手をあわせる。

SEE OFFが流れると同時にモッシュが起こり歌にあわせてシングアロングが始まる。
一曲目から誰もが知る曲を持ってきた事で、それまで少しだけ空いていた人と人の距離が一気に縮まりクラウドサーフが起こる。
SEE OFFが終わるまでに10人以上が自分の頭の上を過ぎていった。
曲が終わると早くも汗だらけ、そして投げられたペットボトルから散乱した水でシャツも濡れ肩で息をする状況
AIRJAMの開催を、そしてBRAHMANのステージを待っていたファンの熱気と逃げ場のない日光が容赦なく照らす。
その陽射すらも跳ね返すようにBRAHMANはBEYOND THE MOUNTAIN、賽の河原と惜しげもなくハードな曲をスタンドに響かせる。
守破離ではこの後に控えているはずのSLANGのKOさんが、今夜では細美武士さんが出てきてパフォーマンスに参加をし
オープニングアクトと言う役割の概念を壊すような、これから出てくる9組の演者に体力を温存させないような全力での演奏は止まらない。

ライブも途中に差し掛かるとTOSHI-LOWさんはアリーナ最前列からオーディエンスの上を歩む。鬼がスタジアムに降臨した瞬間だった。
オーディエンスの上でマイクを持つと、このAIRJAMのこと、仲間のこと、そして自分の近況を恥ずかしげもなくさらけ出す。
誰もがその一言一言に固唾を飲み見つめる。
ANSWER FOR…で再び激しいモッシュが起こり、鼎の問では歌詞に乗せたメッセージの節々までもをスタンドの隅々に響かせる。
そして真善美の演奏が終わるとTOSHI-LOWさんは青空と太陽が真上にのしかかるスタンドを見つめ下手側へと消えていく。

「今を生き抜くために」

この空間、時間に辿り着いた者、たどり着けなかった者が居る。
その中で自分は何をしていくのだろう。どう生きていくのだろう。
ただ激しく、ただ暴れるだけではなく、歌詞の端々から取れる生きる事へのメッセージ
真剣に今を生きる選択をしているからこそ、その歌声からあふれ漲る生への力をひしひしと感じた30分はあっという間に終わりを告げた。