だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

モンスター

クライアントがモンスターだと言う前に考えたい。
受注したチーム側がモンスターじゃないかと。

一つだけあらかじめ断っておく。
この文章は、異世界に転生した冴えない主人公が可愛い女の子とハーレムとなり世界を救う。
要はファンタジーだ。

(しようが)ないです。

相槌を打つ。とにかく相槌を打つ。どんなサイトですか?どう言うテイストですか?
ンなモノは二の次だ。お客様に適正な解決策の提案 <<<<<<<< 受注するための提案
と言う本末転倒な事になっている。
結局、じゃあ見積をお願いしようかな。となった時に出て来る材料は
「(ライバル社)と同じテイストで」
1時間なり2時間なり御用聞きをした結果がこの1行なのだ。
とても濃密で濃厚、この1行からサイトの構成、サーバーの用意、システムの構成、デザインのテイストを決定しなければならない。

もっと具体的に~と言うことを営業に言おうものなら
「しょうがないじゃないか!」

渡る世間は鬼ばかりである。

前にやってたじゃん

で、これでなんで出来るっつったんですか?
と言う質問の常套句である。
「だって、前にやってたじゃん」

やった、やりきった事に関して全てが平穏無事に済んだと言うハッピー回路に変換される。
何度となく怒号と怨嗟の会議をした事なんて忘れている。

放棄する

とは言え決まった事だ。全うするしかない。
しかし自分は結局はシステム屋だ、依頼主とは喋った事もない。コミュニケーションのとりようもない。
今までのやらかしからして、全てを壁打ちするだけだ。
いや、壁打ちで返すなら良いが勝手に言葉を付け加える。それも制作不利にさせる事だけは長けたスキルで。

質問をする。
その質問を最初は考える。だが答えは出ない。何故か?
考える事を放棄しているからである。売れたモノだから後は制作が勝手にやれよ。スタンスである。
あれだけ電話越しに質問質問した人間がまるで事済ませた後の賢者モードのように冷たい。
「んな事俺に聴くなよ、そう言うのは制作が決めて提案しろよ」

ただ、決めて提案しても予算は決まってしまっている。
提案するのは良いけど金勘定してくれと言っても受け付けられない。
結局は制作が折れるしかない。

提案の定義

解決策を提案する。
サラリーマンをしている以上、売上をあげてナンボである。
1円でも多く利益還元しなければならない、そして自分は売上をあげる事においてはパワプロで言えば赤スキルだ。
だからこそ営業さんに頼る、お金を稼ぐ働き口を下さい。と。
持ってくれば仕様ガー、要求ガー、工数ガーと言って素直に仕事をしない。
営業さんは四の五の言わずに受けてきてやった仕事なんだからやれよ。と思う。

もうそこに信頼関係は無い。有るのは全方向に売った喧嘩の禍根だけだ。
その禍根は、営業に反発するモンスター制作を生み出し、モンスター営業を生み出す。
チームとしては瓦解に近い。

お互いが歩み寄る為に必要な事はなんだろう。と常々思うようになってきた。