だ。ログ。

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ウェアラブルカメラ EX-FR100

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友人とボードに行き、閉山前の山際のコースを滑っていると見事な夕焼けの景色が。
スマホを取り出し写真撮ってよー。と撮り思い出の一枚となっていたが、そのスキー場の写真コンテストが有ったので応募してみた。
とは言えスマホで撮った適当な写真だし、楽しい思い出でした。と言う事くらいで何も期待していなかったが、ある日メールが着信し入賞の文字が。
その時の景品でいただいたCASIOのEX-FR100

その後、雪山に持っていったが国産ウェアラブルカメラとしてのツボを抑えている機種である。

いいところ

【操作性】
日本人の癖、感性ををよく捉えておりいわゆる海外の製品と違うのは説明書の充実ぶり。読めば痒い所に手が届く。
そして、設定モードのニュアンスが伝わらない物が無い。
前に紹介したSJ4000は翻訳に突っ込んだだけの物なので、日本語が拙い部分がある。
GoProは元々は海外製品の為、あまりマニュアル類が充実していない。この辺の弱点をクリア出来るのは国産メーカーだからの強みだと思う。

【操作性2】
製品はカメラと液晶モニタで分離する事が出来る。合体させればコンデジ代わりとして使う事も出来る。
コンデジが欲しいけど動画も撮りたいと言うどっち付かずで欲しいな。と言うニーズにざっくりと合わせている。
ただし、特化している訳ではないのでコンデジにはコンデジの良さがあり、その機能を全て包括出来ているかと言うとそこまでは厳しい。
あくまでもコンデジのように使える事は出来るものの、本当にコンデジが欲しいのであればコンデジにした方が無難。

液晶側の操作性は固まる事もなく、タッチ感もかなり優れている。サクサク動くし液晶部分とカメラが分離しているので
液晶をポケットに入れておいてカメラを固定したまま設定を変える事が出来る。雪山の場合装備を外すのが億劫な事があるので
カメラは固定したまま、液晶側で全てを完結出来るのは大きなメリットである。

【タッチ液晶】
3インチ液晶で大きい、しかもかなりくっきりと明るく休憩時の再生時でもかなり鮮明に記録を確認する事が出来る。
携帯性も高いので俺はコケない!と言う人の場合、ポケットチャックのストラップに引っ掛けておいても良い。

ダメな所

【タッチ液晶】
実は液晶部分がガラスである。尻もちをついて極度の圧が掛かると無事死亡する事は間違いない。
また、結構重い。なのでハードな動きをしていると落とす可能性が有る。携帯性と言う部分では少し疑問符がつく。

【動画サイズ】
1920×1080 30fps、640×480 30fps、512x384 240fps
極端過ぎる。フルHDは30fpsでも良いが1280サイズでの60fpsは欲しかった。動画を編集時にスピードのある動画の粗さが少し目立つ。
写真サイズは4000x3000、2560x1920とスマホより高性能なカメラとして使う事が出来る。

【アタッチメント】
CASIO独自の規格の為、合う合わないがかなり出てくる。それも特殊な形をしているので純正品で対応出来ない場合にどうするか。
と言う事をDIYできれば問題無いが、GoProのようなとりあえずAmazonで売ってるなら大丈夫っしょ。ってのが出来ない。
量販店に居るCASIOの方に質問した方が無難。

【バッテリー】
カメラ、液晶と2台の充電が必要になる。
最終的には液晶は不要であればカメラ側で操作する事が出来るので問題にはならない。
要領が大きめなバッテリーを携帯しておいて休憩時に2口を使って充電すれば午前、午後と使う事は可能。

結局どうよ?

「国産」入門機として使うにはとても良い。ただし中国製のGoProもどきに比べて値段が格段に高くなる。
その分、サポートも充実しているし何よりも日本語で対応してくれるので安心して使う事が出来る。
・箱から取り出したら使える
・サクサク動く
・タフ設計
この辺が保証されているからこそ、すぐに連れ出す事が出来るしコンデジ代わりとして使うことも出来る。
国内だとCASIOとSONYPanasonicウェアラブルカメラが代表的だが、あまり売れないから。と言うだけで終わらせてほしくない。
日本製だからこそ出来る強みを武器にGoPro一択の世界を塗り替えるプロダクトが出る事を切に願う。

個人的にはコンデジ代わりに使う事が多く、スマホをなるべくウェアのポケットから出したくないので重宝している。