だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

2019-2020年度 かぐらスキー場

雪がない。
本当に雪がない。
11月の下旬に雪が降って、さあ今年もどんどん滑るぞ!と言う気概だったが記事を書いている1月下旬でも各地に雪がない。

そんな悪条件の中でも、やっぱり雪山に行きたくなる。雪バカが日帰りで行ける標高の高い所と言えばかぐら・みつまたスキー場。
と言う事で、12月21日と26日に新シーズンシリーズと第して特攻してきた。

21日 岩

かぐらに行く時に毎回気をつけるのは行きよりも帰り。
行きも尋常ではない混雑をして苗場行きのバスを2本くらい見合わせないといけない事がある。
それは仕方ないくらいに流せるのだが、帰りはそうもいかない。
ピークシーズン前、しかも少雪により雪を求める人間は必然的にかぐら・みつまたに集まる。
しかし苗場-越後湯沢駅行きのバスは増便する様子はない。これは毎年のことだ。

加えてかぐらのロープウェイが異常に混雑し、降りる事もままならない。
なので自分は毎回田代スキー場までバスを乗る。バス代にすると往復500円程度違う。
片道540円、往復1080円
だけど、苗場始発で田代からの乗客を考えれば確実に一本目でバスに乗車できて越後湯沢まで行けると言う事を考え毎回田代をチョイスする。

また、越後湯沢駅を出てバスのりばに行く前にバス停の奥にバスチケット販売所があるので往復買っておくと帰りにはチケットを入れるだけで済む。
そして南越後観光バスSuica等のICタッチ非対応である。
降りる際に毎回混雑するのは、ICタッチ非対応で小銭が無くワタワタする若者が多い。
備え有れば憂い無しである。

さてゲレンデコンディションだが、天気は晴れ。田代ロープウェイを上がった先の気温は0度
上からの卸風がかなり冷たくは感じる。ただ、雪は削れまだまだ剪定された雑草が雪から見えている。
雪のコンディションは。。。岩である。

田代の第二リフトを数周流してみる。朝はまだしっかりとエッジが噛みスピードが出る。
ただし田代湖が見えてくる直線に入ると小石、岩、砂利、雑草が見える。スピードを出しすぎると避けきれずガリガリとやってしまう。
だがスピードを落とすと下はカッチカチに凍ったアイスバーンにエッジが入らない。
体重があるのでフンガと入れてみるも跳ね返される。しかも凹凸がひどく危険な状態だ。

ここで練習をしていた若者がリフト横の小屋で音を上げていた。そのレベルで痛みを伴う。

知り合いの方からtwitterでアリエスカ良いっすよって話なので上がる。
時間は11時を過ぎたくらい。
雪質はエッジがグっと沈みサイドカーブに沿ってスパッと切れる雪質。

ただしリフトを降りた左右の上部は泥で雪が茶色くなっている。特にリフト降りて右手側は狭い部分の大半が泥色になってしまっていた。
リフトの待ち時間、人の混雑ぶりを考えるとアリエスカを周回して練習しようと14時くらいまで滑り14:30に元の田代ベースへの移動を開始。
田代第二リフトに上がりエッジを立てるが雪がズブズブと沈む感触。しかも下部は午前中に輪をかけてカッチカチ。
しかも湖を臨む部分まで降りてくるとエッジが入らない。しかもコース幅が減少して凹凸が激しくなる。最終的には歩いて降りる方が多くなり渋滞がひどくなる。
15:00に下山を決心。

この時はまだ田代第一リフトの混雑はなく、登ってすぐにロープウェイも来た。
着替えを終えてレッドブルを飲んで15:40
バス停で待っていると16時に越後湯沢駅行きのバスが来たので乗車。座って湯沢まで。
越後湯沢駅も混雑はなく、荷物も新幹線改札の目の前の立て掛け場所を使えた。流石にシーズンはじめで足に疲労が来たが早く上がれたので西口の足湯で30分ほど休んだらかなり疲れが取れた。

26日 まあこんなモンでしょ。

本当は石打のチケットを手配していた。なので越後湯沢往復の新幹線の指定席だけは取っていたのだが石打のリフト券は無駄になってしまう。
かぐらみつまたのリフト券は1日4800円、まあ5000円多く払う事くらいはしゃーないかと今回も雪がないので田代へと向かう。
22日とは違いかなり外国人が多い。
越後湯沢駅のバスの行列も前回以上、並びに並んだ人人人。これは1本バス乗れないかなと覚悟はしたものの運良く乗車出来た。
大半はみつまたのバス停で降車。。かと思いきや、外国人が苗場プリンスを宿としているのかバスの混雑は解消されず。
田代で降りたのは自分と3人組の4人、なかなか田代エリアから上がって帰りも田代を使うって人が少ないのが現状である。

ロープウェイを上がると前日から2,3cmの積雪があった事もあり22日よりも雪は多い印象。
しかし冷え方は前回の方が寒かったからか雪は少し水分があるもののコンディションはネットでの情報で聴いて覚悟していたコンディションよりも悪くない。むしろ良いと感じる。
第二リフト前は早くも行列が出来ている。1,2本流して9:30の段階でアリエスカコースへと移動。
前回同様ここは雪質が良い。
前回以上にググっと噛む雪、ヒールもトーも倒し込むと自分の入力量以上に板が大きく切れ込む事で楽しくなり本数を稼ごうとスピードを出し始める。

が、人が多い。
そして問題は底づきしてジャガイモがかなり量産されている。特に第二リフト側からの合流前後は凸凹が付きボードだと急に足を取られる。
特にエッジを入れていた方向とは逆の方向に足を取られる事が多く、今日は周回コースでハムスター運動は無理かな。と感じ、かぐら側に移動。
移動開始が11:20
そこから林間コースを抜け連絡コースを抜け、かぐらのトップに到着したのが12:00
個人的にはかぐらのメインゲレンデは毎回良い思いをしない。急斜面と言う事もあるがコブがかなり強く出来てしまっていて、かわす事がメインとなってしまう。
しかもかぐらのゴンドラ前は人人人。
お腹が空いたのでゴンドラ下のレストランに行くも満席、とりあえずお手洗いのみ済ませてジュースを飲んで田代エリアへ戻る決心をしたのは12:40
ここまでのコースで雪が足りず上り坂があったり、枯れ草のブッシュが出ていたり砂利があったりと言う所もある。

毎回思う事だが、かぐらみつまた田代共にリフトが「高速」ではない。
かなりゆっくりとしたペースである。これは降りてからのアプローチが長い事もあるのであろうが、乗車時間が長く滑る距離は短く横へ横へとコースをトラバースして移動するパターンだ。
これに加えて滑れないゾーンや片側が崖になっていて一方的にエッジを使う場所が多く偏った疲労が蓄積してくる。
アリエスカにたどり着いたのが13:30近く。この時点でアイスバーンの細い連絡コースを辿っていたので足がパンパン。
しかもアリエスカは午後になり益々のリフトの大盛況ぶり。本数的には5本滑って15時を回ったので、ロープウェーへ上がる田代第一リフトへ。。と向かうともう大行列。
仕方なくバインディングを外し10分ほど乗車待ちを行いリフトを上がるとレストハウス奥まで行列が伸びる状況。
ロープウェーはフル稼働しており2本目になんとか乗車、下山が15:40、着替え終わって16時になってしまっていた。

バスを待つ列の先頭、後ろは日本語が殆ど聞こえてこない。
10分経ち20分経ち16:30、やっと来たバスには「苗場プリンス」の行き先表示が。湯沢に行かないのでどうぞどうぞと譲ってると我先にと入り込む人人人
都内の通勤ラッシュなんて比にならないレベルで人が詰め込まれる。運転手さんも次路線バスが奥の道路沿いに来ますんでー!と声を張るも聞く耳を持たず。
多分、中国語じゃないと通じない状況。
しかし前回は30分感覚でバスが来ていたのにこの日はまだ来なさそうなので運転手さんに、越後湯沢駅行きもここで待機で大丈夫か?と聴くと「ああ、大丈夫です。苗場から戻ってくるバスあると思います」
のお答え。

しゃーない、手袋に首元を冷やさないようにとコートを深く締めボード一式を足元に置き寒さと疲れの根比べ開始。
苗場行きのバスは出発し残った人が列を直すと後ろに居たカップルが「これって湯沢駅行きます?」と聞かれバスの運転手さんがここで待機で良いと言われたと返す。
その後少し話が盛り上がり、今日の雪のコンディション、アリエスカコース混みすぎでしたねーなんて話をしていると後ろの中国人の方が
苗場に行きたいとカタコトの英語、自分も拙い英語で苗場のバスはさっき行ったからここで待ってれば良い。と答える。
バス時刻表を見て、こっち?と聴いてきたので、いやそっちは駅方面で苗場は17時だよ。と返す。

これがトリガとなったのか、並んでいた中国人が軒並み自分に来る。
何時に来る?苗場に行く?

多分、聞こえているのであろうが自分で確認しないと気がすまないのであろう。
10組以上の対応を終えると17時弱。さすがに疲れとバスの来ない事への不満感がそこかしこから出てくる。泣き始める小さな子
電話でタクシーを呼んだ人のタクシーにとりあえず乗れるか聴いてみる人、バス会社への電話番号を探す人
越後湯沢と苗場を結ぶバスは、交互に行き来をしているので本数が限られる。
そして後で納得出来た事だが、越後湯沢駅のバスロータリーで行き帰りのバスのチケットを購入していない。

何が起こるか。
Suica等のタッチが出来ないバスなのである。つまる所、小銭が必要になる。
多分大きなお札は持っているが小銭を用意していない人が多発する。それも7割は日本語が通じないし日本の通貨なんて知らない人たちだ。
バスの運転手がひとりひとり丁寧にあと幾らと言う事をコミュニケーションを取る。なので降りるまでに10分以上を要する。
こういう時、行きでバスチケットを買っているとありがとうござーっした。って感じでチケットを入れるだけでスっと降りれるが、こればかりは運だ。

越後湯沢駅を降りていち早くゲレンデに行きたい気持ちはある物の、そこを一歩我慢するだけで帰りの負担が大きく変わる。

バスが到着したのは17:20、約90分しかも年末の日が暮れるのが早く急に風が吹き始め底冷えする田代バス停に立たされ続けバスに乗車。
16時代にあがった人たちも我も我もと乗り込み田代でいっぱいに。
みつまたで降りる人も一定数居る物の最終的にはバスの運転手さんが、これ以上乗り切れないから路線バスのバス停に行ってください。とアナウンスが流れ出発。
越後湯沢駅に到着は17:45、雪がないのでスイスイと下るバス。雪がないとこんなにも変わる物かと言うほどの早さだった。

12月のかぐら・みつまた・田代

はっきり言ってこれは運だ。
今年は特に雪不足だった事もあるが、シーズンインはアイスバーン地獄。しかもブッシュだらけでボードのソールがかなり削れた。
ただ、2年前は猛烈な雪に見舞われた事もある。
今シーズンに限って言えば、本当にどこも雪不足で雪バカじゃないと、ちょっとスキー行こうかとならないレベルである。

来シーズンは11月からガンガン滑れるかもしれないし、今年と同様かもしれない。
そう言う事に一喜一憂出来る季節、2019-20シーズンも楽しむだけ楽しみたいと思う。