だ。ログ。

開発とかスノボとかやきうとか。

今シーズン行ったゲレンデ 石打丸山スキー場

12月23日 晴

越後湯沢近辺のスキー場だとかぐらがひと足早くオープンをし、その後を追うように近辺のスキー場がオープンするのが例年である。
かぐらはどうしてもスロープが多く、ボードにはキツめのレイアウトと言う事もあり、斜面の造りがシッカリした所。と言う事で毎年1回は行く石打丸山スキー場に決定。
同行した友人は石打は初めてらしく、どんなスキー場?ってな事でざっくりと以下にまとめてみる。

ゲレンデの特色

1. ハツカ石口、中央口、銀座口とゲレンデのベースが別れている。
2. 斜度は中級コースでもかなりキツいコースが多い
3. ベースとなるゲレンデの近くにも結構キツめのコースが有る
4. かなり歴史があるので、よく言えばバブリー、悪く言えば古め。
5. 山頂コースの難度は高め、山頂からガーラ湯沢へ降りる事が出来る。(三山共通券が必要)
6. 越後湯沢駅からバスで10分
7. コース幅はそこまで広くない。特に山頂側に上がるにつれコースが絞られる

なんと言っても近い。斜度にメリハリが付いていてスロープが少ないので滑る事を楽しめるゲレンデと言う印象。
12月でまだ雪が降り始めと言う事もあり、パークのアイテムは少なめ。そして土日だがまだ人がまばらで快適に滑れる状況だった。

アットホーム?

今回は銀座口のレンタルショップのコインロッカーを利用する事にした。
その際に受付の方が「お兄さん達日帰り?帰る時間分かる?」と聞かれたので、てっきり閉鎖時間かな?と思い17時だと思います。と返すと
「あーじゃあ帰りの車17時で取っとくからね」との返事が。
石打丸山には雪だるま号と言う、石打丸山 ←→ 越後湯沢を回るバスが有るがレンタルショップの方のご厚意で送迎をやってくれている所もある。
嬉しい誤算と言うか、時間の融通を利かせてくれ必ず座れると言う事は日帰り人間には非常に助かる提案だった。
古くからやっているゲレンデ、周りのゲレンデとの差を付ける為の事かもしれないが、個人的には凄くありがたいサービスであった。

石打特有の。

基本的にゲレンデと言うと山の上なので町や人が生活していると言うよりは、森や林と言った景色がメインであるのに対して石打は魚沼平野や関越道を見下ろし開けた視界を思い切り楽しむ事が出来る。
日常生活のある町並みを眼下に雪山と言う非日常を体験出来る。写真だと画角が狭い為、あまり開けたように見えないが眼下に広がる銀世界の魚沼の平野部を見渡す事が出来る。
この風景を楽しみながらガンガンと本数を滑る。
と言うのが石打の楽しみ方なのだが、この日は生憎朝から気温が上がり続ける。こうなると東向き斜面の石打は午前中にさんさんと降り注ぐ太陽で融雪がすすみ人が滑る事で凹凸がはっきりと付く。
そして太陽が正午を過ぎると西側のガーラに早々に日が落ちていく。12月だと14時を回ると山頂ゲレンデは完全に日陰に入ってしまう。こうなると一気に気温が落ちる。
気温が落ちると一気に雪が冷え固まり、今度はアイスバーンが形成される。これはこの日に限った事ではなく毎年石打に行くと天気が良い度にこの状況が生まれる。
先程迄とは違って雪をボードが食わなくなり、掘られた溝がかなり深く目で追わないとボードの場合は乗り上げてしまったりエッジが言う事を利かずにスピードが出たまま転倒してしまう事もある。
ポジティブに考えると午前中とはコンディションが大きく変わり難易度が格段に上がるので二度楽しめる。と言うところだろうか。
特に山頂コースは斜度が有るので、雪質が良い時とは違いかなり難しいコースに変わる。

盛り上げる

石打は山、そして麓の町を挙げてゲレンデを盛り上げているように感じられる。
まずはフード、クレープ等のスイーツから七輪での焼き肉まで、こだわりのフードが楽しめる。
そして設備面ではパズドラとコラボを行っており、パズドラレーダーを利用すると限定のダンジョンが出る等のスキー・スノボだけでなく、様々なアプローチから集客しようとする気概がそこかしこで観る事が出来る。

アクセス: ★★★★★
越後湯沢駅からバスで10分、タクシーだと2300円、しかもレンタルショップの送迎まで有りいたれりつくせり。
帰りの新幹線の時間に融通が効くのであれば、ナイターを楽しんでもゆっくり帰れる。湯沢界隈は基本的にアクセス良いがその中でも抜群のアクセスであることは間違いない。

ゲレンデ: ★★★☆☆
ボーダーとしての視点で観た時には大きなスロープが少なくコースからリフトの距離が短いので滑りやすい。
ただ山頂に行けば行く程コース幅が狭まってしまう事と、迂回コースはかなり細く狭い。またメインゲレンデをトラバースするルートなので意外とコースを見失う事がある。
新雪が多い時は新雪ジャンキーの上手い人の飛び出しに注意すべき。

施設: ★★★☆☆
どこをベースキャンプにするか。と言う事を先に決めた上で行動しておくべき。
日帰りセンターはハツカ石にはあるものの、他の口は宿泊街に囲まれていきなりゲレンデにたどり着いてしまう。
また、コインロッカー等もかなり数が限られているので、早めに自分が使う場所を確保しておかないとコインロッカーで右往左往してしまう。

食事: ★★★★☆
どこに行ってもハズレがない、ただベースキャンプではなくリフトで上部に行った所に密集している。
個人的には定食モノが一番美味しいと感じる。

総合: ★★★★☆

ファミリーでも楽しめるが若者が連れ立って本数を滑る。と言う感じの石打。
一つ一つのゲレンデのコースレイアウトに各々特色があり、そのコースを把握して次はこう滑ろう。こうしよう。と言う意図を持って滑る事が出来る。
山頂コース側は難しく、ベースキャンプ側ほど広く楽しめるとレイアウトなので人の分散がしっかり出来ている。
日帰りのゲレンデの中では値段もリーズナブル、そして12月のシーズンはじめはかぐら等に比べると人がまばらなので練習しやすい。
2月くらいからはじまる三山共通券を利用すると、石打丸山ガーラ湯沢、そして湯沢高原スキー場へと渡る事が出来る。
石打よりももう少しゆったり滑りたいのであればガーラと言った滑り分ける事も出来る。
また越後湯沢を使わず敢えてガーラ湯沢で着替えまで済ませガーラから石打に渡り、帰り際にまたガーラ湯沢に戻ると言った利用のしかたも出来る。

個人的にはリフト終了前に山頂まで上り、上から一気に自分のベースとしたゲレンデまで一気に滑り降りるのが一番の楽しみ。
ただ、気をつけないと出口のゲレンデを間違えて歩かねばならない。下のコースをあまり滑らないと把握できなくなるので注意。
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